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限られた時間をどう生きる?がんが教えてくれた“豊かな人生”のヒント

この記事を書いた人:くるみん

がんサバイバー×看護師。療養と生活のリアルを発信中。
「前を向きたい人の、灯りになれるブログ」を目指しています。

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がんが ”人生のブレーキ” をかけてくれた日

がんと診断されたとき、頭の中に浮かんだのは「死」という1文字でした。
それまで突っ走っていた日々が、突然ピタリと止まったような感覚。

でも、その“ブレーキ”は、同時に人生を見直す大きなチャンスでもありました。

看護師として仕事に追われ、誰かのためにばかり生きてきた私。

患者や家族に寄り添い一緒に伴奏して行きたいという思いから、がんをきっかけに初めて「自分の人生」を大切にして、真剣に考えるようになったのです。


1. 有限である時間を大切に使うようになった

がんと向き合ったことで、人生の時間には限りがあると実感しました。

「いつかやろう」では、永遠にできないかもしれない。

だからこそ、今を丁寧に生きたいと思うようになりました。

小さなことでも気になったら挑戦してみる。会いたい人に会い、行きたい場所に行く。そんな日々を大切にしています。

私はこのブログを始めましたし、タイムバケットには“モルディブの白い砂浜でビールを飲む”という夢も書きました。

これは「いつか」ではなく、5年以内に叶える目標。今という時間を愛おしみながら、一歩一歩前に進んでいます。


2. 豊かな“浪費”こそ、心のご褒美だと知った

以前の私は、節約を美徳とし、“浪費”は悪だと思っていました。

でも、がんを経験して気づいたんです。

自分の心が満たされる使い方なら、それは“豊かな浪費”。

今では、高級レストランでの食事やライブ参戦といった体験にお金を使うようになりました。

かつては外車のSUVに乗っていたこともありますが、今は軽自動車に乗り換えました。

その分、家族との時間をより豊かにするためにお金と時間を使いたい

高級旅館やホテルで心を癒すような過ごし方も、これから積極的にしていきたいと思っています。


3. 自分の体と真剣に向き合うようになった

がんと診断されてから、自分の体を「使い捨ての道具」ではなく「大切な相棒」として扱うようになりました。

忙しさにかまけて後回しにしてきた運動や睡眠、食事の見直しを、今は本気で取り組んでいます。

睡眠は毎日7時間を目標に、食事もジャンクフードを控え、栄養バランスを意識した質の高いものを摂るようにしています。

週に何度かジョギングや筋トレも行い、適正体重の維持と心身の安定に努めています。

元気は“当たり前”ではなく、努力して保つもの。今はそれを、身をもって実感しています。


4. フローからストックへ——働き方の転換

看護師という仕事はフロー型の収入で、動けなければゼロ。

がん治療中にこの現実を突きつけられ、強い不安に襲われました。

そこで始めたのがブログ。

自分の経験や思いを綴ることで、同じ境遇の誰かの力になれると同時に、収益にもつながる可能性があると気づきました。

治療で寝込んでいても、ブログが読まれればそこから収入が生まれる。

これがストック収入という新しい働き方

今は、未来の自分を支える“資産”を育てる気持ちで、ブログ運営に取り組んでいます。


5. 家族との時間こそ、人生最大の財産

がんを経験して、何よりも大切だと感じたのが“家族との時間”でした。

ステーキを食べに行った日や、いちご狩りに出かけた日。

そんな小さな出来事こそが、心を温めてくれます。

経営者として働いていた3年間は、ほとんど家族と過ごせなかった。

休日も外食もなく、思い出が空白だったことに、今になって気づかされました

だからこそ、今は家族と過ごす時間を第一に。笑顔の瞬間を増やすことが、私の生きる原動力です。



「ブレーキ」はただ止まるだけのものじゃない

がんになって良かったなんて、言える日は来ないかもしれません。

でも、がんがなければ気づけなかったことは、確かにあります。

それは、「人生は有限であり、今を大切に生きること」。

もし今、あなたがストレスの中にいたり、何かに追われていたりするなら、一度立ち止まってみませんか?

あなたにとっての「大切なもの」は、何ですか?

教えてください!

それが今後のアクションのスタートです。

応援しています。

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