はじめに
今回のブログは、自分のご褒美のために食べた「分厚いとんかつ」にあるストーリーをご説明していきたいと思います。
ちょっとしたPOSTだったのですが、固定POSTに次に♥️を471もいただき、励まされました。
がんの確定診断から手術を受けその後の転移も明らかなになり、株式会社を畳むという断腸の思いの大決断。
そして辛い治療を受けながら再就職。
頑張った結果が今までの最高月収という形になりました。
短いPOSTでしたが、この一年がギュッと凝縮されていました。ぜひ、このストーリーを読んでいただき、ご自身の頑張りをほめるきっかけになれば幸いです。
分厚いとんかつは、ただのランチじゃなかった
「お給料が入ったので、1人ランチ。分厚いとんかつを食べます😊
2025年手術して会社を畳み、再就職して頑張っている私にご褒美。
素直に自分を褒めてあげる😊」
経営者・管理者・看護師——3つの顔で走り続けた日々
2025年4月まで、私は訪問看護ステーションを経営する代表取締役であり、管理職であり、現場で訪問に回る看護師でもありました。
社員は8名。責任の重さも、やりがいも、毎日全力で走っていました。
そんなある日、血尿が出ました。
「疲れかな」と思いながらも不安は拭えず、検査を受けると結果は尿管がん。
しかも私は遺伝性のリンチ症候群。医師から「がんのスイッチが入ったと思ったほうがいい」と言われ、頭の中が真っ白になりました。
体はもつのだろうか——。
もしかしたら死んでしまうのか?
自分の体を優先にした方が良いのは決まっている・・・
でも簡単に辞められない。社員や訪問看護で支えている利用者さんの生活がかかっています。
そう思いながらも、手術の日程を決め、経営と業務を続けました。

諦めたくなかった会社経営、でも…
手術を受け、一か月後の診察までは何とか事業を継続しよう、復活しよう…。そう考えて、銀行に新たな融資の相談までしていました。
しかし術後の診察で、生検していた膀胱にもがん細胞が見つかったと告げられました。追加の免疫療法が必要に——。
その瞬間、経営者としての気力が一気にしぼんでしまいました。
「このままでは従業員にも利用者にも迷惑をかける」「借金だけが増えていく」
そう悟ったのです。
「経営者としての責任を果たしていない」と言われたこともあります。正直、胸に刺さりました。
でも、自分の命と家族との時間を守るために、会社を畳む決意をしました。
廃業、そして新しいスタート
訪問看護ステーションは、利用者さんを置き去りにはできません。
知り合いのステーションに引き継ぎをお願いし、私は無職になる覚悟をしていました。
治療をしながら職を探し、ステーション経営のために借金したお金を返済していこうと計画していました。その額約1000万円
でも、利用者さんを引き受けてくれた社長さんが、私のこれまでの働きと能力を評価してくれ、
「治療を受けながらうちで働かないか」と声をかけてくださったのです。
社長さんは負債の一部を引き受け、治療日にも配慮してくれました。
その恩に報いるため、私は全力で働きました。

管理者として迎えられた7月、そして最高月収
治療を続けながらも現場に出て、改善点を提案し、スタッフの動線を整え…
この辺は会社経営・管理者として頑張っていた能力を発揮できました。幸い職場の雰囲気はとてもよく、治療している自分を受け入れ笑顔で働くことができました。
経営していたころのスタッフとのギスギスした人間関係もなく、良い職場に恵まれています。
そして7月、管理者として任命されました。
体の方は安定し精密検査を受けながらも休むことなく働くことができています。
緊急訪問を行い、夜間や土日祝日のオンコールの待機を行い、業務改善、契約…会社経営としていたころと同じように働きました。
自分を受け入れてくださり、負債の一部を肩代わりしてくれた社長さんに報いるために・・・
何気にスマホで口座チェックしたら、身に覚えのない残高になっていることに!
人生、最高月収でした。
会社経営時代は自分の給与を抑え、社員の給与や会社運営に回していた…自然に涙が出てきました。
よく頑張っているよ、自分。
「自分はまだ必要とされている」——そう思えた瞬間でした。
ご褒美ランチの理由
その日、お給料が振り込まれた通知を見て、私は迷わず分厚いとんかつを選びました。
普段は家族のために節約するランチも、この日だけは値段のリミッターを外す。
誰にも邪魔されない時間、自分だけのご褒美です。
噛みしめるごとに、この1年間の景色がよみがえります。
明るいグリーンの手術室と温かい手術台、廃業を決意したあの日の夜、そして新しい職場で迎えた温かい笑顔…。
人生で一番ショックを受け、悩み、ストレスにさらされた一年でした。そんな思いを振り返りながら、分厚いとんかつを左は時からひとつづつ食べていきます。

もし「今日は自分を褒めたいな」という日があったら、ぜひ分厚いとんかつを試してみてください。
お店に行けない日でも、自宅で簡単に楽しめる冷凍とんかつがあります。

揚げたての香りや衣のサクサク感までしっかり再現されていて、忙しい日や体調が優れない日でも、ちょっとしたご褒美時間になりそうですね。
病気後に自分を褒めることの大切さ
自分を責めるクセからの解放
がんや大きな病気になると、つい自分を責めてしまうことがあります。
風邪をひいたときでさえ、「昨日の外出で人混みの中、マスクをしなかったからかな…」と振り返ることはありませんか。
ましてやがんのように、長期的に体へ影響する病気であればなおさらです。
「何がいけなかったんだろう?」
「ストレス? 食生活? それとも遺伝?」
——答えのない原因探しが始まり、やがて自分を責める思考に支配されていきます。
私もそうでした。
経営者として走り続けていた頃、血尿が出て不安を抱えながらも仕事を優先。
検査の結果は尿管がん、そしてリンチ症候群。
「あの時の生活習慣がいけなかったのか」「あのストレスが原因?」——そんな後悔が頭を占領していました。
でも、どんなに原因を探しても時間は戻りません。
それよりも、今も治療を続け、生きようとしている自分を認めることが大切だと気づきました。
心と体の回復に必要な“承認”
闘病中、「頑張っているね」「応援しているよ」——そんな言葉をもらうと、心が軽くなります。
でも一番効果があるのは自己承認です。
「自分、よく頑張っているな」
「辛い治療や検査も乗り越えたじゃないか」
「仕事もできるようになった」
小さな出来事でもいい。
自分の頑張りを、自分でしっかり認めること。
そして、その承認は形に残すことがおすすめです。
今回の分厚いとんかつは、ビジュアル的にも満点。
写真を撮ってXに投稿したことで、何度でも振り返れます。
あの日の味は脳裏に焼き付き、「また頑張ろう」という力になりました。

あなたは最近、自分を褒めましたか?
最後に自分を褒めたのは、いつですか?
もしかしたら何年も前かもしれません。
でも、病気と向き合う中では、「生きて今日を迎えた」という事実こそが最大の成果です。
- 今日の夕食、少しだけ奮発してみる
- マッサージを受けてみる
- 疲れたら堂々と昼寝をする
それは甘やかしではなく、次の一歩を踏み出すための「心の栄養」です。
どうか、今この瞬間の自分を、褒めてあげてください。
今はオンラインでも簡単においしそうなとんかつが注文できます。お近くにお店がない方もぜひ分厚いとんかつを食べて心を見たいしてあげてくださいね。

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