はじめに:手術後の「傷あと」、どうしていますか?
術後の傷あとケア、ちゃんとできていますか?
私はがん手術のあと、傷が治ったあとも「どうすればこのあと目立たなくできるかな」とずっと考えてきました。
実はこの“傷あとケア”、意外と見落とされがちなんです。でも、実は毎日の小さな積み重ねで、かなり変わってくるんですよ。
この記事では、私が実際に使ってきたニチバンの「サージカルテープ・ハダ」と術後専用の傷跡テープ「アトファイン」を、看護師・がんサバイバーの視点から比較してご紹介します。
どちらも「貼るだけ」でできる簡単ケア。あなたはどちらを選びますか?

鏡を見るたびにため息が出てしまう。頑張った勲章という人もいるけど、そんな勲章はいらない。
ぜひ傷テープで目立たなくしてほしいともいます。
✨ロングセラーの安心感【サージカルテープ・ハダ】
看護師1年目の記憶——“頬のテープ”の先輩が教えてくれたこと
私が「ニチバン・サージカルテープ・ハダ」と出会ったのは、まだ看護師1年目のころ。
あこがれの先輩看護師さんが、左頬に小さなテープを貼っていたのがきっかけでした。
先輩は当時30歳くらい。何かの理由で頬に3cmほどの傷ができ、その上に毎日ハダ・テープを貼っていたのです。顔の傷、きっととても心を痛めていたと思います。でも先輩は、何も言わず、毎日淡々とケアを続けていました。
私も当時はまだ配慮の足りない新人で、「先輩、そのテープどうしたんですか?」なんて聞いてしまったこともありました。
1年ほど経ったある日、ふと気がつくとそのテープは貼られていませんでした。そして驚いたことに、先輩の頬にはまったく傷あとが見えなかったのです。
あとで知ったのですが、傷あとが目立ってしまう原因は「伸展刺激・摩擦・紫外線」。
この3つを防ぐことで、傷はとてもきれいに治るそうです。
先輩はそれを無意識に、いやもしかしたらすごく丁寧に意識して、ケアしていたのだと思います。
今度は私が使う番——尿管がん手術のあとのケア
そして今、私が「患者」としてそのハダ・テープに助けられています。
尿管がんの腹腔鏡手術で、左脇腹に4か所の傷と、右下腹部に12cmの手術痕ができました。
退院から1か月ほどは何も貼らず様子を見ていましたが、仕事復帰後、ウエストラインの衣服のすれや、かゆみが気になるように…。
そこで思い出したのが、あの「サージカルテープ・ハダ」。
貼ってみたら、これがとても快適で驚きました。
- 傷あとへの刺激をガードしてくれる
- 紫外線もカットしてくれるので色素沈着を予防
- 蒸れにくく、肌トラブルもなし
- 私のようなアレルギー体質でも安心して使えました
シャワーやサウナでも剥がれず、私は1回貼ると3週間ほど貼りっぱなしで使っています。
もちろん、自然に剥がれてきたら交換。これは、看護師として患者さんに指導してきた基本でもあります。

白いテープに比べてとても目立ちにくく、私も貼ったままスーパー銭湯や温泉に行っても目立ちにくいです。
そして、はがれにくいのが特徴です。お風呂やシャワーで多少こすっても、はがれてきませんので長期間貼りっぱなしでOKです!
🌿新定番・術後ケア専用【②アトファイン】
「次に使ってみたい」と思わせてくれた、ケアの進化
実は私、アトファインはまだ使ったことがありません。
でも、ハダ・テープがそろそろなくなりそうなので、次はぜひ使ってみようと考えています。
術後ケアテープって、今こんなに進化しているんですね。
傷あとが目立ってしまう本当の理由、ご存じですか?
手術の傷がふさがっても、皮膚の中ではまだ炎症が続いていると言われています。
その期間に、「伸びる」「こすれる」「紫外線が当たる」などの物理的刺激が加わると、傷あとが赤く盛り上がったり、ケロイドになるリスクが高まるそうです。
そして実は一番よくないのが、皮膚が“引っ張られる刺激(伸展刺激)なんです。
アトファインの特長を調べてみました!
「使う前にしっかり知っておきたい!」という思いから、いろいろと調べてみました。
アトファインのすごいところは、まさにこの“物理的刺激”から傷あとを守るために開発されていることなんです。
🔸 タテにもヨコにも伸びにくい素材で、傷あとが引っ張られるのを防ぐ
🔸 1枚のテープでしっかり固定。何枚も貼らなくていいから簡単
🔸 肌にやさしい粘着剤で、はがす時の刺激が少ない
🔸 高い透湿性でムレにくく、貼ったままでも快適
🔸 テープの角がウェーブ状で、はがれにくい形状
🔸 傷跡が~1.5㎝のSSサイズ(腹腔鏡などの傷)から15㎝~20cmの帝王切開や開胸手術・肺・腹部の手術などの大きい傷跡に有効な5サイズが展開
🔸 ドラッグストアでも気軽に購入できる
🔸 貼ったまま入浴やサウナもOK(これは嬉しい!)
🔸 5〜7日ごとの交換でOK。傷が落ち着くまで、3か月〜1年のケアが推奨されています
このように、「貼るだけ」でしっかりケアができるところが、すごく魅力的ですよね。
「長く貼れる」ことが、続けられる理由になる
術後の傷あとケアって、「ついつい忘れちゃう」「毎日面倒」という人も多いと思います。
でもアトファインは、週1回の交換でOKだし、入浴やサウナも問題なし。
これなら、無理なく長く続けられそうです。
“きれいに治したい”という気持ちを、毎日の生活の中で自然に支えてくれる。
そんなやさしさを感じます。

調べてみましたが、ドラッグストアや町中の薬局では1種類しか売られていないようです。ネットでは5サイズが購入できます。
使ったらまたレビューします!
今はまだ私の体験談はありませんが、ハダ・テープが終わったら、ぜひ使ってみる予定です。
そのときはまた、がんサバイバーとしての視点でレビューを書いてみたいと思いますので、お楽しみに!
自分の肌に「やさしさ」を重ねるケア
「ただのテープ」と思うかもしれません。
でもこの小さなハダ・テープが、私には「心の安心」をくれました。
日常の中でふと気になる服とのすれ、傷の存在。それがなくなるだけで、思っている以上にストレスが減るんです。
あなたも、「もう治ったから大丈夫」と思っていませんか?
実はそこからが“本当のケア”の始まりかもしれません。

毎日みる傷は、少しづつ心を蝕んでいきます。ケアすれば傷は目立たなくなります。
このケアは手術を経験した看護師だから言えるアドバイスです。
きれいな皮膚を取り戻しましょう。
まとめ|ケアすることは、やさしさを重ねること
傷あとって、見た目以上に「心」に残るものだと思います。
丁寧にケアすることで、心も少しずつ癒されていく。 そんな“自分へのやさしさ”を、あなたも取り入れてみませんか?
🩹 日々のケアが、未来の自分の肌と心を守ってくれますように。
👉 商品リンク(楽天・Amazon)を活用して、自分に合うケアを見つけてくださいね。
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