通常のがん保険には入れないことが多い現実
がん保険や医療保険に加入するとき、必ず「告知」が求められます。告知とは、過去の病歴(特定の病気の診察・治療歴)、現在の健康状態(入院や通院の有無)、投薬、職業、身体の障害などを保険会社に正しく伝えることです。
この「告知」があるために、がん経験者は一般的ながん保険にはほとんど加入できません。金融庁の説明や保険会社の商品概要でも「過去にがんを患った場合は加入できない」と明記されているケースが大多数です。再発や転移のリスクが高いため、どうしても引き受けが難しくなるのです。
私自身も、20歳の頃にアフラックのがん保険に入りました。29年間がんとは縁がなく「もう必要ないかな」と思って解約しました。ところが、そのわずか3か月後に尿管がんを発症。もし続けていれば…と悔やまざるを得ませんでした。
こうした経験から、「一度がんになったらもう一生がん保険には入れない」と長い間思っていました。
そこで登場した「引受基準緩和型がん保険」
そんなときに知ったのが「引受基準緩和型がん保険」です。私はオンラインコミュニティ(リベシティ)でその存在を知りました。そこでは「がん保険より貯金で備える」という考え方が主流ですが、やはり「保険があると安心」という人も多く、そこで紹介されていたのがこのタイプの保険でした。
通常のがん保険では告知項目が7〜10個ほどありますが、引受基準緩和型では2〜3個に絞られています。たとえば、
・過去3か月以内に入院・手術を受けていないか
・過去2年以内にがんで入院や治療をしていないか
といった内容に答えるだけで加入できる可能性があります。
つまり、一度がんを経験した人でも条件を満たせば加入できるというのが、この保険の大きな特徴なのです。
メリットとデメリットを整理してみよう
メリット
- がん経験者でも加入できる可能性がある
- 既往症も保障対象になることがある(再発や転移をカバーする商品も)
- 告知が少なく、申し込みが簡単
デメリット
- 保険料が割高(一般保険より1.5〜2倍になることも)
- 支払削減期間がある(加入後1年以内のがん診断は給付が半額など)
- 特約の選択肢が少ない
- 状況によっては通常の保険の方が有利な場合もある
がん経験者が加入できるほかの選択肢
① 無選択型保険(告知なしで加入できる)
告知不要で誰でも加入できる安心感。ただし保険料が高く、支払削減期間も設定されやすい。
👉「とにかく保障が欲しい」という人に向いています。
- アフラックの終身保険 どなたでも(アフラック)
告知・医師の診査不要で誰でも申し込める設計となっており、加入しやすい終身保険です。
https://www.aflac.co.jp/syushin/donata/
② 医療保険(限定告知型・緩和型)
がんだけでなく他の病気やケガにも対応。幅広く備えたい人に有効。
👉「がん再発だけでなく他の病気にも備えたい」という人に適しています。
- メディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」
極めて簡単な健康告知のみで持病がある方も入れ、支払削減期間なしで初年度から全額補償されます。
https://www.medicarelife.com/products/medifit_re/
③ 共済や団体保険
生協や労働組合、自治体の共済は条件が緩めな場合がある。保障はシンプルだが掛け金は安い。
④ 公的制度の活用
・高額療養費制度
・傷病手当金(働いている人向け)
・医療費控除や障害者手帳による軽減措置
民間保険だけでなく、こうした公的制度を組み合わせて考えることも大切です。
高額療養費制度だけでは足りない現実
私は今、がん保険に入っていません。「高額療養費制度でなんとかなるのでは」と考えていたからです。
しかし現実には、一般的な家庭でも月8〜10万円の自己負担が続くことがあります。多数回該当(12か月で3回以上)を使えば自己負担は軽減されますが、それでも月4〜5万円の出費は残ります。
免疫チェックポイント阻害薬(キイトルーダ、オプジーボなど)や分子標的薬を継続すると、年単位での通院治療が必要になり、家計は大きく圧迫されます。さらに治療によって仕事量が減れば、収入も減少。家計は二重に苦しくなります。
このとき、「通院治療に対応するがん保険があれば本当に助かる」と実感しました。
自分に合った保険を見つけるには?
ここまでお話ししたように、がん保険には「入れない」と思っていた方にも選択肢があります。ただし、商品ごとに条件や特徴が大きく違うため、自分だけで判断するのはとても難しいのも事実です。
そこでおすすめなのが、専門家に相談して比較することです。
30社以上から探せる「ベビープラネットの保険相談」
がん保険は種類が多く、内容も複雑です。「診断一時金が欲しい」「通院治療をカバーしたい」「家族の生活費も考えたい」など、人によって必要な保障は違います。
👉 そんなときに頼りになるのが、baby planet(ベビープラネット)です。
・30社以上のがん保険から、希望に合ったプランを専門家が探してくれる
・相談は無料で、わからない点は契約前にしっかり質問できる
・「一時金タイプ」「長期治療タイプ」「入院・通院型」など、自分に合った保障を提案してもらえる
・自営業やフリーランス、家族持ちなどライフスタイルに合わせたプランニングが可能
がんは2人に1人が経験すると言われる時代です。保険の加入条件や保障内容を自分だけで判断するのは難しいもの。
専門家に相談して、自分に合うプランを見つけることが、家計と生活を守る第一歩になるでしょう。
30社以上の【がん保険】から希望に合ったプランを専門家が探してくれる
ベビープラネットのがん保険相談サービス
私の正直なスタンスと今回の紹介について
今回紹介したベビープラネットが絶対的に良いかというと、正直なところ私は利用していないので判断がつきません。ただ、ネットを検索している中で、がん保険を幅広く扱っている媒体の一つとしてベビープラネットさんがあったため、比較サービスの一例として紹介しています。参考程度に見ていただければと思います。
また、私自身のスタンスとしては「医療費は基本的に若いころから貯金で備える」という考えです。実際に現在も高額療養費制度を使いながら、月に10万円近い自己負担がかかることもありますが、それを「医療を受けるための貯金」として切り崩しつつ、なんとか生活を維持しています。
がん保険については、がんになってしまえば最悪ですが、もし入っていれば「お守り」になる程度の感覚で捉えるのがちょうどいいのかもしれません。これが、がんサバイバーである私の正直な感想です。

まとめ 〜希望を持って次の一歩へ〜
「一度がんになったら、もう保険には入れない」と諦める必要はありません。
・引受基準緩和型がん保険
・無選択型保険
・限定告知型医療保険
・共済や団体保険
・公的制度
選択肢はいくつもあり、専門家に相談すれば最適なプランを見つけられます。
がんと向き合うのは簡単なことではありません。だからこそ「自分や家族を守る備え」が心の支えになります。
もし今、がん保険について少しでも迷っているなら、baby planet(ベビープラネット)を活用してみてはいかがでしょうか。