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🌞夏バテと治療のダブルパンチに。冷たい抗炎症スープで乗り切る3つのレシピ🍲

この記事を書いた人:くるみん

がんサバイバー×看護師。療養と生活のリアルを発信中。
「前を向きたい人の、灯りになれるブログ」を目指しています。

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🥵がん治療中の「夏バテ」、想像以上につらいですよね

がん治療の副作用に加えて、蒸し暑い夏。身体はだるく、食欲は落ちていく。そんな経験、ありませんか?

実は私、50歳の男性ですが料理が大好きで、毎朝高校生の娘のお弁当も作っています。ホワイトソースから手作りのシチューは家族に大好評。得意料理はロールキャベツです。けれど、そんな私でも蒸し暑い夏の夜の料理はちょっと苦手です。

理由は、食材を加熱する工程がどうしても増えること。せっかく作った料理も、冷やしてから食べるのは手間がかかる。しかも、こちらの体調も万全じゃない。がん治療中の身体は疲れやすく、気力が湧かない日もあります。

そんなとき、どうすれば「おいしくて」「栄養があって」「食べやすい」食事ができるか?🤔

私がよく作るのは、ビシソワーズ(冷製じゃがいもポタージュ)や冷たいパンプキンスープです。どちらも栄養たっぷり。ビシソワーズは塩気とコショウが絶妙で、食欲をそそるし、パンプキンスープは色も鮮やかで、元気が湧いてきます✨甘みがあるので、メインのつもりがデザートのようにするっと入っていく。そんな魅力があります。

今回はさらに、ネットで評判のよかった冷製スープを3つ、自分なりにアレンジしてご紹介します。

今年の夏は早くから猛暑日続き☀️調理の工夫で、この3か月を乗り切っていきましょう。

がん患者さんは、体調の波が大きく、食事が不規則になりがちです。だからこそ、無理なく食べられる工夫が大切💡

私自身も、手術をしてから以前より疲れやすくなった気がします。でも、きちんと食事と栄養、そして休息をとることで、少しずつ回復の実感も得られています。

「抗炎症」というキーワードを頭の片隅に置きながら、料理する、食べる。そんなゆるやかな習慣が、あなたの明日を支えてくれるかもしれません🌿

家族が食欲がなくなってきたら必ず作るビシソワーズ。
塩分を摂りたいので、少しきつめにお塩をいれるのですが冷やすと、塩味もまろやかになります。
夏の元気がでる一品です。

ぜひ、どれかひとつでも作ってみて、感想を教えてくださいね😊


❄️なぜ「冷たいスープ」が抗炎症にも◎なのか?

冷たいスープ、と聞くと「胃に悪そう」と感じる方もいるかもしれません。けれど、内容次第でしっかり栄養補給もできるし、抗炎症の観点でも良い食材を取り入れられます💪

✅ 抗炎症を意識した具材の例

  • 🥦 色の濃い野菜(にんじん、トマト、ブロッコリー)
  • 🧄 発酵食品(味噌・塩麹・豆乳ヨーグルト)
  • 🥄 オメガ3系油(アマニ油、えごま油)※火を通さないので風味も残る

身体を冷やしすぎない工夫や、ミキサー・レンジを使った簡単調理で、無理なくおいしく作れるレシピをご紹介します。


🍽冷たい抗炎症スープ3選

🥄1. トマトと豆乳の冷製だしスープ🍅

さっぱりなのにコクがある、毎日飲める定番系。

材料(2人分)

  • トマト:1個(湯むきしてざく切り)
  • 無調整豆乳:200ml
  • だしパック:1袋
  • 味噌:小さじ1
  • オリーブオイル:小さじ1
  • 塩麹(あれば):小さじ1
  • 水:150ml

作り方

  1. 小鍋に水150mlを沸かし、ざく切りにしたトマトとだしパックを入れて中火で2〜3分煮る。
  2. 火を止めてだしパックを取り出し、粗熱を取ってから冷蔵庫で20〜30分冷やす。
  3. 冷えたスープに豆乳・味噌・塩麹を加えてよく混ぜる。
  4. なめらかな口当たりを目指す場合はミキサーやブレンダーで攪拌するのがおすすめ。
  5. 器に注いで、最後にオリーブオイルをひと回しして完成。

少し手間がかかるかもしれませんが、トマトは事前に湯むきをしておくと口当たりが良いです。
ミキサーを使えばスムースな飲み心地が味わえます。


🥄2. キャロットの冷製ポタージュ🥕

βカロテンたっぷり、抗酸化の王様。

材料(2人分)

  • にんじん:1本(中サイズ:約150g)
  • 玉ねぎ:1/4個(中玉:約50g)
  • 無調整豆乳:150ml
  • 野菜だし(粉末可):小さじ1(※コンソメや和風だし顆粒でも代用可)
  • 塩:ひとつまみ
  • アマニ油:小さじ1

作り方

  1. にんじんは皮ごとよく洗い、薄くスライス。玉ねぎも薄切りにする。
  2. 耐熱容器ににんじんと玉ねぎを入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで3分加熱。
  3. 粗熱がとれたら、豆乳・野菜だし・塩を加え、ミキサーまたはブレンダーで滑らかになるまで攪拌する。
  4. 出来上がったスープを保存容器に入れて冷蔵庫で1時間程度冷やす。
  5. 器に盛りつけ、食べる直前にアマニ油をひと回しかけて完成。

※野菜だしは加熱せずに混ぜることで風味が保たれますが、気になる方はレンチン後の熱い段階で加えてもOKです。

ビタミンカラーの黄色が元気を与えてくれます。豆乳が加わることでタンパク質も摂れて栄養価は良いです。これにフランスパンがあれば朝食の出来上がり!


🥄3. 梅とだしのとろみスープ🌸

梅の酸っぱさと出汁の調和が食欲のない夏のスープにぴったり!

材料(2人分)

  • 梅干し(減塩):2個(種を取り、包丁で細かく叩く)
  • かつおだし:300ml(できれば冷たい状態で風味の良いもの)
  • 醤油:小さじ1
  • 片栗粉:小さじ2
  • 水:大さじ2(片栗粉を溶く用)

作り方

  1. 小鍋にかつおだしを入れて中火で温める。
  2. 別の器で片栗粉を水大さじ2でよく溶かし、水溶き片栗粉をだしに少しずつ加えながら混ぜ、とろみがつくまで火を入れる(透明感が出るまで)。
  3. 火を止め、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
  4. 食べる直前に、たたいた梅と醤油を加えてやさしく混ぜる。
  5. 小鉢に盛り付けて完成。必要なら大葉やミョウガなどを添えても風味が引き立つ。

トッピングに大葉と梅肉、そして夏の定番みょうがを加えるだけでさわやかさが大幅UP。
とてもあっさりした一品です。


🌈食べられない日の“ひとくち”が、明日につながる

「食べなきゃ」と思う気持ちは、時にプレッシャーになります。だからこそ、やさしく食べられるスープという選択肢を持ってみませんか?

がんと向き合うあなたに、今日のひとくちが明日をつくる力になりますように💖

どれか一つでも、気に入ったら作ってみてください。そして、あなたの感想をぜひ教えてくださいね✉️

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