がん治療を経験した今、「体の内側からの回復力」を信じたくなった。
そのひとつのヒントになったのが「ビタミンB群」の存在です💊
はじめに:ある日、がんサバイバーAさんのひと言から
「肌の色が黒ずんできた気がするんだよね…」 「最近、髪の毛もよく抜けてさ」
知人のがんサバイバーであるAさんが、そうこぼした日のことを、私は今でも覚えています。
仕事でお付き合いのあるAさんは、学生時代から生化学に詳しく、ご自身の栄養管理にも人一倍気を使っている方でした。私が「最近、管理者に抜擢されてストレスがすごいんです」と話すと、彼女は真顔でこう言いました——「ちゃんとビタミンB、摂ってる?」
ビタミンB?正直、ビタミンCやDなら気にしたことはあっても、Bなんて意識したこともありませんでした。でも、話を聞いていくうちに、ビタミンB群がストレスと深く関係していると知って、驚きました。
そこから、私の「ビタミンBへの探求」が始まったのです。
ビタミンB群とは?——チームで働く“縁の下の力持ち”たち
ビタミンBは「B1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン」など8種類の総称。
それぞれが、代謝や神経機能、皮膚や粘膜の健康に関わる大切な栄養素なんです✨
とくに抗がん剤や放射線治療で「身体の細胞がダメージを受けている」とき、
その再生や修復にビタミンB群が活躍する場面があること、知っていましたか?🔬
Aさんは、強いストレスを感じ始めると髪が抜けたり、皮膚がガサガサになると言い、その度に意識的にビタミンBを摂るようにしているそうです。私はそれを聞いて、とても衝撃を受けました。
これまで「ストレスは休めば解消する」と思い込んでいましたが、休養だけでは足りない。体内の栄養、特にビタミンB群が足りなければ、心身の回復は追いつかないんだ——そんなことを身をもって感じるようになりました。
名称 | 主な働き |
---|---|
B1 | 糖代謝、神経の働き |
B2 | 肌や粘膜の健康維持 |
B3 | 血行促進、代謝サポート |
B5 | ストレスホルモン合成支援 |
B6 | タンパク代謝、神経伝達物質合成 |
B7 | 髪・爪の健康保持 |
B9 | DNA合成、赤血球生成 |
B12 | 神経の保護、赤血球生成 |
がんとビタミンB群の“密接な関係”
ストレス🧠や炎症🔥がビタミンBを消耗させる
がんの告知は、人生において最大級のストレスのひとつです。 私自身、がん告知直後は思考が止まり、身体もだるく、ただ眠ることでしか自分を保てないような状態でした。
あのとき、ビタミンBの存在を知っていたら——もしかしたら、少しは体と心がラクだったかもしれない、そんなふうに思います。

髪・肌のトラブルもビタミンBのサイン?
抗がん剤治療中は、正常な細胞にもダメージが及びます。だからこそ、細胞の再生や修復に関わるB2、B6、葉酸などのビタミンB群は重要です。
妻が妊娠したとき、葉酸のサプリを欠かさず飲んでいました。「赤ちゃんの脳や神経の形成に大事だから」と言っていたのを覚えています。
がん患者の細胞修復においても、この葉酸が鍵になると知ったとき、命を育むことと命を守ることは、根本ではつながっているんだと感じました。
Aさんが感じていた皮膚のくすみや脱毛——それもまた、体からのサインだったのかもしれません。
日本人のビタミンB摂取状況|実は足りていない?
厚生労働省「国民健康・栄養調査(令和元年)」によると、日本人の多くがビタミンB群を十分に摂れていないという実態があります。
ビタミン | 推奨量 | 平均摂取量 | 備考 |
B1 | 1.2mg | 約0.98mg | 不足ぎみ |
B2 | 1.4mg | 約1.15mg | やや不足 |
ナイアシン | 13mg | 約12mg | やや不足 |
B6 | 1.2mg | 約1.1mg | ギリギリ |
葉酸 | 240μg | 約220μg | 妊婦は特に注意 |
B12 | 2.4μg | 約5μg | 比較的足りている |
私もビタミンBの重要性を知ってからは、玄米に切り替えたいと思いましたが、家族の好みもあり、完全な移行は難しかったです。でも、納豆や卵、野菜を意識的に増やし、できることから少しずつ変えています。
ビタミンB群をまるごと補えるサプリ
「Bコンプレックス」という言葉も、実は最近になって知りました。 検索してみると、いろいろなメーカーが出していて驚きましたし、思ったより価格も手頃。試してみる価値はあるかもしれないと感じています。
実は私自身、まだBコンプレックスを本格的には試していませんが、現在注目しているのがこちらのサプリです:
🔗【ナウフーズ B-100 コンプレックス(NOW Foods B-100)】
海外での信頼も厚いNOW Foods社の製品。1粒にビタミンB群をバランスよく配合しており、ストレスケアや疲労回復、エネルギーサポートを目的とする人に向いています。
▼楽天やAmazonでも購入可能です。気になる方はぜひチェックしてみてください。
※もしこのサプリを実際に使った際は、追って体験談を共有したいと思います。
![]() | 価格:2837円~ |

注意点:飲み合わせ・過剰摂取には注意
特にB6の過剰摂取には注意が必要で、神経症状が出るケースもあるそうです。 サプリを始める際には、主治医に一度相談することをおすすめします。
日常生活で取り入れるコツ
🥦食べものから摂るならこれ!
- B1 → 豚肉・玄米・大豆
- B2 → レバー・卵・乳製品
- B6 → マグロ・バナナ・にんにく
- 葉酸 → ほうれん草・ブロッコリー
これらを毎日完璧に食べるのは無理でも、「あ、最近お肉も魚もあまり食べてないな〜」って気づけるだけでも違うと思うんです🌿


朝食には納豆か卵を必ず食べるようにしています。 バナナは常にストックしてあり、ヨーグルトや氷と一緒にスムージーにするのが定番です。 ブロッコリーも大好きで、茎までしっかり食べています。
こんなサインが出たら要注意
- 慢性的な疲労感
- 肌のくすみ、口内炎
- 髪のパサつき
- イライラ、落ち込みやすさ

自分の“内なる声”に気づく
私は以前、よく口内炎ができたり、背中や顔に吹き出物が出ることがありました。 その頃は「まあ年齢のせいかな」と思っていましたが、今になって振り返ると、体が出していた“栄養不足”と“ストレス”のサインだったのかもしれません。
ビタミンB群は、地味だけれど、確実に私たちの健康をサポートしてくれます。
いま、「なんだか調子が悪いな…」と感じているあなた。 その不調、もしかすると体がくれる小さなSOSかもしれません。
どうか、あなた自身の“内なる声”に耳を傾けてみてください。
※本記事はあくまで個人の体験と調査に基づいており、医療的判断や治療に関しては必ず主治医へご相談ください。
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